ズラタン・イブラヒモビッチを紹介!
こんにちは、よるさかです!
地方に住む大学生です。今回は僕が好きなプロサッカー選手について紹介します!
この記事では、選手の能力よりも性格やエピソード中心で書いています。
みなさんのお役にたつ考え方や価値観をご紹介できれば幸いです!
ちなみに、選手の紹介はその選手自身の自伝を参考にしています。
[:目次:]
- イブラヒモビッチって何者??
- 「全速力で通り抜けないと悪者に捕まってしまうんだ」
- 「あるとき、トップチームのトレーニングに参加した。俺は遠慮しなかったよ」
- 「俺は誰にも似ていない。ズラタンはオンリーワンだ」
- 「うるせえ。俺はこの2本の足で、自分の家を手に入れたんだ」
- 最後に
1.イブラヒモビッチって何者??
このスウェーデン出身の点取り屋は、サッカー界で多くの偉業を成し遂げてきました。
サッカー好きでは誰もがその名前を知っているほど超有名です!
国籍 スウェーデン
生年月日 1981年10月3日
身長 195cm
巨大で鍛え上げられた身体。侍のように後ろで束ねられた髪。巨大な鷲っ鼻に、身体にはタトゥーが彫られています。
こんな人と会ったら一瞬で萎縮してしまいますね。笑
言わずと知れたサッカー界屈指のストライカーは、若い頃から世界各国の超強豪クラブを渡り歩いてきました。そして多くの伝説を残してきました。
- 2001年、20歳の若さでオランダの名門アヤックスに加入。移籍金は約10億円。
- 移籍したユベントス、インテルではリーグ優勝を経験。(ユベントス時の優勝はカルチョ・スキャンダルにより剥奪)
- 2009年、バルセロナ移籍。メッシの隣でプレーしたが、監督と衝突し1年で退団。
- その後、ACミラン、パリサンジェルマン、マンチェスターUと強豪クラブを渡り歩きタイトルをもたらす。
経歴をざっと書くとこんな感じです。
順調に華々しい人生を歩んできたように見えますが、その途中でたくさんの困難を経験しています。
しかしそのたびに彼は自分の力で周りを黙らせ、自分らしさを見失わずに偉業を成し遂げてきました。
2.「全速力で通り抜けないと悪者に捕まってしまうんだ」
イブラヒモビッチはスウェーデンのローセンゴードという地区出身です。
移民が多く住んでいる地区で、あまり治安がよくありませんでした。
イブラヒモビッチの家族も複雑で、トラブルもたえませんでした。
両親は離婚しており、父親が違う姉2人とは絶縁状態、母親は1日14時間近く掃除婦として働いていました。
ある日イブラヒモビッチは、幼稚園の屋根から落ちて泣きながら帰りました。
母親はイブラヒモビッチをみるやいなや
「このばか者、なんで屋根にのぼったんだ!」と平手打ち1発!
(今こんなことあったら速攻問題になりますね)
そのほかにも、イブラヒモビッチの姉がドラッグをやっていたり、母親が冤罪で逮捕されたりと普通の人には考えられない幼少期を過ごしました。
他にも彼の住んでいた地域の治安が最悪だったことがわかるエピソードがあります。
イブラヒモビッチはある日の夜、母親の家から父親の家にもどろうとしていました。
もどるには大通りの下を通っているガード下を通り抜けないといけません。
そこでは以前、イブラヒモビッチの父親が暴漢に襲われて、肺に穴があいた状態で病院に運ばれたことがあるのです。
「途中で悪者が待ち伏せているから、全速力で通り抜けないと捕まっちまう」
イブラヒモビッチは本当に過酷な幼少期を過ごしていたのです。
3.「あるとき、トップチームのトレーニングに参加した。俺は遠慮しなかったよ」
家に彼の居場所はなくなりました。
ある事情で父親の家に住みましたが、父親は酒飲みで彼にかまってくれませんでした。
彼にはサッカーしかなかったのです。
寂しさを紛らわすように毎晩暗くなるまでボールを蹴り続けていたのです。
皮肉にもこの状況が、イブラヒモビッチが世界屈指のサッカー選手になるための手助けになっていたのです。
おかげでサッカーはメキメキ上達し、イブラヒモビッチはマルメFFというプロサッカーチームのユースに入り、トップチームの練習に参加する機会を得ました。
「こういう場では、”暗黙の掟”ってやつがあるものだ。下部組織の選手は無用なドリブルはしない。「ばか野郎!」とプロ選手に向かって叫ぶなんてあり得ないことだった」
「それなのに俺は”失う物はない”と開き直り、やりたい放題やらせてもらったよ」
自分がいくら年下でも、物怖じせずに自分を貫く。
簡単にできることではないですよね。イブラヒモビッチは、手法は多少荒いですがすでに自分の意志を年齢関係なく他人に伝えることができていました。
先輩からの評判は最悪でしたが、彼は監督から実力とその強いメンタリティを認められ、プロサッカー選手としてのキャリアを歩むことになったのです。
4.「俺は誰にも似ていない。ズラタンはオンリーワンだ」
スウェーデン国内で活躍し始めたイブラヒモビッチは、サッカースウェーデン代表にも選ばれるほどになりました。
有名になると彼には新しい敵が生まれました。
彼をしつこく追いかけるメディアです。
それもそのはず、治安の悪い環境で育ったせいか、自転車や同級生のイヤホンを盗んだり、練習のランニングをサボったりと、メディアは彼を嗅ぎ回り、すべて記事で報じていました。
イブラヒモビッチ自身、自分への注目をそらすため、発言には細心の注意を払っていたのです。
ただ彼の性格上、口から出てしまうのです。
ある記者から「あなたは、世界の有名選手の誰に似ていると思いますか?」と質問され、
「俺は誰にも似ていない。ズラタンはオンリーワンだ」
という発言をしています。答えてからその大口ぶりに気づくのです。
5.「うるせえ。俺はこの2本の足で、自分の家を手に入れたんだ」
イブラヒモビッチに関する面白いエピソードもあります。
荒めの性格ゆえ、敵も多かったイブラヒモビッチですが、試合で結果を出すことで黙らせてきました。
彼がインテル在籍時、スウェーデンに家を買うことを決意しました。
嫁さんと出会い、子供を育てるには一軒家が必要だと考えたのです。
世界有数のサッカー選手になったイブラヒモビッチは高級住宅街に家を構えようとしました。
そこで彼はある家を気に入りました。
そこには居住人がいたのですが、彼は電話をかけ、訪問する約束を取り付けました。
「きれいですね。」「いや、すばらしい」と振る舞いつつ
「ここにお邪魔したのは、あなた方が”俺の家”に住んでいるからです」
と発言しました。家主は吹き出したそうです。
結局、約3億円近い額で買い取り、売る気のなかったはずの家主はその家から出て行きました。
そして彼は玄関に自分の足の写真を飾りました。
友人「何だ、この気持ち悪い足は?なんでこんなクソみたいな写真ぶらさげてんだ?」
イブラヒモビッチ「うるせえ。俺はこの2本の足で、自分の家を手に入れたんだ」
結果を出し続けてきたイブラヒモビッチだからこそ、いえる言葉です!(めちゃかっこいい!)
6.最後に
今回はイブラヒモビッチの自伝「俺はズラタン・イブラヒモビッチ」にもとづいて記事を書かせていただきました!
よんだ感想としては、世の中にはいろいろな人がいていいんだと強く感じました。
どれだけ周りの人に嫌われようと馬鹿にされようと、自分を信じて進めばなんとかなる!
とても勇気づけられた本です!
他にも面白いエピソードが載っているので興味がある人は是非読んでみてください!
それじゃあ、さいなら